新たな時代の幕開け
二つの「BD34301EKV」を搭載
DX320が搭載するDACチップ「BD34301EKV」は、ROHM社が開発した最高峰のオーディオ用ICシリーズ「MUS-IC」ラインナップの一つです。
このDACチップはどのようなジャンルの音楽再生であっても重要となる『空間の響き』、『静寂性』、『スケール感』の3要素を表現することに重きを置いたROHM独自の音質設計によって、目標とした音質表現を実現しています。
また業界でも最高クラスの低歪率・低ノイズ性を備えるため、高品質なHi-Fiオーディオデバイスが求める高い要求に応えます。
DX320にはこの「BD34301EKV」が、長年に渡るiBassoエンジニアの経験と新しい技術を柔軟に取り入れる姿勢により生まれた、新たな回路設計や工夫を凝らした実装方法によってパフォーマンスを最大限に引き出した上で搭載されています。
新しいフラグシップモデルとなるDX320は新旧のテクノロジーが結集した、まさにこれまでのiBasso製オーディオプレイヤーの集大成的モデルと言えるでしょう。
8-Core Snapdragon 660搭載
オーディオプレイヤーの常識を変えるスムーズな動作
DX320のSoCにはQualcomm社製の「Snapdragon 660」が搭載されています。
14nmプロセス技術を用いて製造された最大2.2GHz / 8コア-プロセッサの強力な処理能力により、DX320はオーディオプレイヤーとしては最高峰のパフォーマンスを実現しています。
またDX320には動作をより快適にするための6GBのメモリ容量と、様々なコンテンツを保存するための128GBの内部ストレージも用意されています。
アンプカード交換設計
スイッチ可能なサウンドシグネチャー
DX300から引き継いだアンプカード交換設計は、DX320のサウンドシグネチャーに多様性をもたらします。
ディスクリート設計の標準カードである「AMP11 MK2s」、“iBasso Super Class Aアンプ回路”の「AMP12」、そして近日中に発売を予定しているNutube真空管を搭載した「AMP13」。
DX320ならプレイヤー本体を交換しなくとも、「歯切れがよく、音の輪郭までクッキリと描写するサウンド」や「メロウで華やかな真空管サウンド」といったアンプごとに特徴のある音色を簡単にスイッチすることが出来ます。
Android 11 / 第五世代Mango OSDual OS仕様
DX320に搭載されるAndroid OSはオーディオプレイヤーに搭載されるものとしては比較的新しい「Android 11」バージョンが採用されています。
より高速な処理とスムーズな操作性を実現し、ユーザーはAndroidプラットフォーム向けのアプリを自由に追加することも可能です。
ミュージックプレイヤーアプリの動作時には従来のiBasso製オーディオプレイヤーと同じくAndroid SRCをシステムレベルでバイパスしているので、標準のプレイヤーアプリに限らず幅広いアプリを使用して最高の音質で音楽を楽しむことが可能です。
またそれとは共に、DX320には“ピュアな”音楽再生のためだけに開発された特別なLinuxベースOSである「Mango OS」を搭載しています。このOSでの音声ファイルのデコード処理、そして根本となるアルゴリズムにはiBassoが長年蓄積してきた技術と経験が活かされています。
更にBluetoothやWi-Fi機能を完全に無効にすることで音に悪影響を及ぼす電磁波干渉を抑制。
CPUとRAMの使用量を最小限に留めることでシステムの“純度”を維持。
高音質を極限まで追求しました。この第五世代Mango OSは Qualcomm社製「Snapdragon 660」の高性能GPUの恩恵によって軽快な動作が実現しています。
その他の製品特徴
最大10時間のバッテリーライフ
DX320には[QC3.0]、[PD3.0]の二つの急速充電規格に対応し、最速2.5時間で充電を完了できます。
USB-DAC 機能搭載
WindowsやMac PC、スマートフォンやタブレットに接続してUSB-DACとして利用することができます。
コアキシャル(同軸)出力搭載
384kHzまでのPCM、DoP方式で5.6MHzまでのDSDの同軸出力が可能です。
USB-TypeC による高速データ転送
[USB2.0]よりも理論上では10倍高速な[USB3.1]規格のデータ転送に対応しています。